元気に歌っていきます!!

歌手 そして ミュージカルの作演出をしながら
作品と歌う人を作る活動
2016年3月に乳がんを発覚!術前療法後 9月に温存手術
放射線治療を12/28に終了して ホルモン療法となりました!
からだをつかぅて声を出していくことが こころとからだにどんな風に役にたつかな?安らかな日々に 皆様に神様にこころから感謝する 自分のための、つぶやきブログです!!よろしくおねがいいたします

病気との出逢い 近い過去

ご自分の病気の体験を書かれたブログに訪れさせていただくとき

人はその方がどのように病気と出会われたか知りたいですよね。


例えばこのブログなら 私と乳がんとの出逢い。

まとまっているととても読みやすい。

治療の方針が決まって、術前化学療法が決まれば 手術はいつだったんだろう?そのときの方法は?その後の放射線は?


私も、発覚後一ヶ月の間に、すこしづつ理解し始めました。


最初のご挨拶で、大まかなことはお伝えしました。

ではその間 私が、ここまで来るのにどうしてきたんだろう?

ということを今日は書いてみます。

うまくまとまるかな?


こういう体験をさせてさせていただいて、実は私の病気はとお伝えすると

いままでの知り合いの方が、

『本当はそういう方だっんだ!!』と驚くことが連日続いております。


つい通日前

よく知っている方の旦那様がアメリカのがんの新薬を日本で認可してもらうために働いていらっしゃる方であると知りました


奥様はとっても自然体でとても豊かな日常を送っておいでです。

この方のバックボーンの文化教養は一体なんだろう?と思ってきました

その方は私が、病気のことをお話ししたとき、何も言わず涙を流しながら

手を握ってくださいました。

私も、まだまだ混乱して 自分で自分を受け入れるのが大変だった時でした


今までその方は旦那様のお話をするとき、

音楽やバレエなんてまったく興味がないのよ〜って

本番も見ないでで帰っちゃうの〜なんておっしゃっていました

でも、数回旦那様に数回お目にかかった

私は、この旦那さん すごいものをおもちだな〜とおもっていたのです


私がその奥様に このブログを作りました〜とお伝えすると

実はうちの主人は〜〜

お役に立てたら〜とメールをいただきました


私は、素人です。最先端の治療とはどんな感じなのでしょう?


と質問しました。


丁寧に丁寧にお返事をくださいました


アメリカではものすごく進んでいること。

日本はなかなか認可してもらえず、救える命が間に合わない

それが悔しいと旦那様がおっしゃっていること


そして がんには ホルモンの感受性があり ものすごくタイプが多いこと

そのひとそのひとに応じて適した治療がある

実際切って調べないと、転移の可能性はわからない


だから 一緒に考えて下さる どういうお医者様に出逢えるか

そのお医者さまを信じられるか?

お医者様は みなさん自分が一番と思われているから

どのお医者さまが いいというのは一概に決められない

あとは相性


そうか!やっぱり思った通りだ


最新の治療ありきじゃない

優れた施設ありきじゃない

人口知能ではなく 『人』であるドクターとの二人三脚だ

我々でいうことの『師匠』なんだ

演じるのは 『わたし』


この頃思うのですが

命を預けるんです

もちろん結婚相手も命をあずけますが

もっとはっきり『結果』がでます


          ところで 人間の『ホルモン』とは 一体なんだろう?

          秋田でたべた ホルモンは美味しかった、忘れられない笑


 ペット検診を二年続けてみて 脳ドックもうけてみて

 いろんな方々をみて

 高血圧の治療もして(薬をだしてもらって)

 お医者様のことをなんとなく考えていました

 


 そのあと、ものすごい仕事の波に巻き込まれて

 自分のことを省みる、余裕のまったくない状態に突入

 その辺のお仕事の細かいことは、さすがに支障があるので

 後世に譲ります(笑)人の、欲はすごいものです


 いいえ、すごいものでした


 その波の終わりのころから、

 それは9/20にぐりぐりを発見するよりも

 半年一年まえから


 命を預ける場所に関して考えていました


 空を見上げて 『ここだ』という土地が私にはあります

 きっと そういう日が来たら 私のお医者様は

 ここにいる きっとそのタイミングがある


 そんな予感で 怒涛のごとく日常をすごしていました


 この土地で なにかきっかけがあるはず

 そんなとき


 形成外科で、トゲを抜いてもらおうとしたら

 思いもかけずオペになったのよ〜

 というお話をうかがいました

 長年お世話になってきている方です

 昔病院の事務で働いておいでで

 お医者様のことをよくご存知です

 誰がイケメンとか笑


 『ここだ』と私はおもいました

旦那様は 形成外科 奥様は乳腺外科


ここにぐりぐりがあるんです

動くのは悪性でないと いわれそのままにしているんです


なんだか字が書きにくいような気がするし

ピアノが下手になっているんですよね


先生はぐりぐりをさわって 痺れないか?

ときかれました

しびれるというか なんか違和感




右手の麻痺なら 脳かな?って心配で

「それはないでしょ〜〜」


いやあああ。

あるかも

なんておはなしをして


とにかく精密に調べてもらいましょう

紹介状をかきます!!


この時をまっていました


私は、何科を受けていいかわからないし

神様に任せます

そのときは


まさか 乳がんとか???


これは私の中にない文言でした

私の親は胃がん

母はがん体質ではなく

母方の親戚は 肺がん

みんなパイロットです

だから

リンパ節転移という可能性を知らなかったのです

もしこのとき奥様先生がいらしたらすぐわかられたと思います


形成外科先生は『神経鞘腫』を考えられたようです

神経の中にできる腫瘍

ネットで調べると 良性


そこで私は 念願の総合病院でしらべてもらえるので安心して

ミュージカル本番直前の日程をとりました


でも、その日は形成外科の問診 先生は触診もなさらずMRIの予約をとってくださいました そうですすぐMRIではないんです

今から予約をとれるとすれば〜〜

三週間後

運命の2016年3月23日

これが神様のスケジューリング

ちゃんと空けてあった


大きい病院の紹介状をとりにいくとき

紹介元の形成外科で私は診察をのぞみました


「なにかおおきい病気が潜んでいる気がします

 MRIの範囲を広げてもらうことはできるのでしょうか?」と


先生は、そんなに心配なら急げば。。。

危険信号  やばいやばい

いいえ、今はそれはできないので


 先生がこの間触診したあと確かに

細胞が動き出した


 もし、紹介されたミュージカルの3日前(本番3日前が好きですねえ)に

 MRIをとったとしたら今の流れはなかった


私は、腹をくくりました

神様に任せよう

考え抜いて アンテナを空に立て 

『こっちだ!』と生きてきた

悔いはないな!と


というわけで、運命の日までに

アルゼンチンタンゴのコンサートにいったり 月末のミュージカルの準備をしたり

大学の補講をしたり(今考えると命がけ)

なんだか、少し大変なことになりそうなので、忘れ物がないように次の移動の準備をします


このころは、毎晩、脳内 悪魔がダンスしましたよ

大好きな画家の歌を作っていますので

その画家の脳内と同じです


あと思いもかけないくらい昔からの友達が

たくさん会いにきます


『おいおい、最期ってこと?』


これは大変なことが起こる

しかし、子供のころからの予感だから今度は『何?』


さあ!2016 三月の後半

母の命日 そして弟の命日に お墓に花を飾り


いつものように移動すると


満席。。クラスJの抽選も今回満席諦め。

三月一杯のクーポンあるんだけれどな のこっちゃった〜〜


私はほとんど通路側を希望するのですぐ移動ができるんです


大好きな物理学者の本を読んでいました。

臨死体験を科学する。。そんな内容で、生きてるレベルと死んでるレベルをいったりする部分で私の前に、何かが動いた!

ええええ!!すると右ととなりのお嬢さん

さっきまでおやすみで、私の目の前で何かを掴んでる


えええええ!この人ねぼけてる??


その瞬間

全身硬直

目は空中を見つめ、全身から血の気が引いて行く


ええええ 何が!おこった


すると、もう一つ窓側のかたが、

コールして客室乗務員をよび


『急患です、はやく、Dr.コールを!!』


えええええ


にわかに大変なことに!


『乗客の皆さまで

 お医者さまはいらっしゃいませんでしょうか?

 急病のお客様です』


AED  酸素ボンべ 


 「体からはなれてください

  ただいま心電図を図っています」


   機械がいいます


前の方の席から、お医者さまがいらっしゃいました

床に寝せて 脈!


客室乗務員さんも、手がふるえています

お医者さまもです

汗がすごいです


一番窓側のかたは、客室乗務員のかたが、プライベートで移動なさっていました

だから、私とは違い すごい的確です

脈をメモしています

前のポケットの、気持ち悪くなったら使う袋にかいています


私はただたちずくんで、手を合わせているだけです

役にたちません


顔色まっしろ


でも、ある瞬間から、血の気がもどってきました


満員のみなさん、ただじっとだまっています

すごい一体感です


もう大丈夫だ、救急車の手配を

Dr.ヘリまではいらないだろう


足がへにゃへにゃしました


お嬢さんは床にねているので

私は客室さんの、ジャンプシートへ

生まれてはじめて


ひとって、ほんと、すごいな


隣の客室乗務員さんとすこしおはなし


「私達も訓練ではしますが ほんとにそういうことが

 おこると本当に緊張します

 はじめてでした」


そうそう、みんな手が震えて酸素があけられなかった


 『しかし、なぜ私の隣の席で〜〜』


空港に降り立つと、いい天気

きょうから、月末のミュージカルのお稽古

月の頭とは別の私の作品

月の頭は子供達50人の出演者

お客様二日間で1400人

すべて子供達で

やっとできた 理想形 立て直しに五年


今回は、私の作品をロングランしていくために

違う形態 子供達7人と私

この日から稽古開始 本番前2週間

多分日本初の試み


車にいく

車があかない


えっ!!


どうやらバッテリーが上がっている


『何かがおこる』


空港のお姉さんに頼み、空港の整備のひとに繋いでもらい

スタッフを30分待たせることで稽古開始


『なぜ?』


神経鞘腫 だとすると、指がうまく使えなくなる?

ピアノが弾けない、うまく字が書けない

でも、良性ならまあ仕方ないな〜

顕微鏡で手術するって 全身麻酔


『でも、なんか 嫌な感じ』


この演目は11月に、本当に苦労してすべて台詞をいれてあるので

あとは、動きをみんなとつめていけばいい


『しかしなんだか、気持ちがのらない』

『突然私がいないとしたら 上演出来るのか』

『演出助手で入っているひとが わたしの台詞を読む?』


2016年3月22日

 

 舞台は神様のもの

 今回は特に神話なので

 登場なさる神様にご挨拶


 何人も神様にご挨拶

 この日は火曜日

 神様が休日なのではなくて、関係の施設がみなさんおやすみ

 誰もいない


 そっか!これも神様のご配慮


 「本番よろしくおねがいします」


 あれ?風が吹いた

 神様の歌を奉納すると、神風が吹いて知らせてくれます

 紙垂が動く


 そして次の神様へ


 そいしてわたしの一番大切な神様に

 その神さまの歌を歌うと

 

 『えええええ!!いらした!!』ものすごい風が

 

 歌い終わると静かになられました

 その日はただびっくりくらいでした

 でも、この神様がわたしを救ってくださったんだと

 いまは本当に本当におもっています


 一般的には 怖い神様として有名です

 

 『でも、わたしはこの神様に逢うために

 今まで生きてきました

 そしてこうしてここにきました!!!』


 そして、次の日に検査に臨みました


形成外科経由でMRIへ

地下のお部屋

すごい機械だ



20分くらいとと言われたのに、倍くらいかかっていたような

技師さんたちはみんな優しくて


それから、形成へ

11:30

予約の時間前時間があるのでお茶をのんできました


予約の時間 3分過ぎ 5分過ぎ

『やっぱり、やばい』


部屋にはいると、緊張した形成外科の

いけめん先生

はじめは 神経鞘腫の疑いと紹介されましたが


「乳がんの疑い リンパ節転移」来てしまいました


『やっぱり。。。。まっしろ』

そうですか、そんな気がしていました

 と言ったと思う


乳腺外科に回しますか?


『はい お願いします』


ピッチ〜〜病院の中は ピッチ

繋がらない


繋がった〜


「いますぐ行ってください』


『紹介してもらえた 行くべきところへ』


今思うと、レストランへ行く時、エレベーターでお目にかかってる

この先生

白衣を脱がれてたけれど

目と眉と まぶしいあたま(笑)


『なんて言われましたか?』


自分の仕事の状態をざっくり説明し

『わたしは一人なので、先生のお考えをおしらせください

 かなり疑いは確信ですか』


 うなずいておいででした。。


『さあ!どうしますか?

 このデーターをお渡しして、治療なさいます?

 このデーターもちゃんとしてますよ』


一晩考えるとか。


わたしは、即答していました


『わたしはここで治療させていただきたいです

 月末にもう一本本番があります

 そこでしっかり歌わないと

 一生懸命練習している子供達がかわいそうです』


針生検をしないと、その先に進めません

あと転移のチェック

全身に転移していると手術できません


『おおおおおお。すごいことになってる』

先生はいます

『はやいほうがいい』


『明日〜〜〜』

明日は夕方から、子供達と稽古 本番3日前

他のスタッフははいらないが、通しておきたい

明明後日は仕込み


『あした検査してください』


そこでどう言ったら、みんな心配しないか

作家のわたしはドラマ設定が上手


そこで大きな嘘をつきます

『急に会議でわたしが参加しなくてはいけない

 飛行機で日帰りをする』


それが一番いい

 その時の考えでした 誰にも心配させない


受付の前で、気持ちを落ち着けながらメールを打つこと30分

ドラマ設定は完了


『告知されて、ショックを受けている時は

 すぐ運転はせず、気持ちを落ち着かせてから

 立ち上がってください』


ほんとだ!

 そういえばここ1年くらい


 運転がへたになってた

 それも神様が何かを教えてたんだね〜〜


その夜は、さすがに何も食べられない

 好きな、缶酎ハイも飲めない


 さああて!困りました

  

『こういう時はプロだ!!」


幸いわたしには、総合内科の素晴らしいドクターのお弟子さんがいらっしゃいました

実は〜〜

とても電話はできない、メールだ。届くかな?


すると、すぐ電話を折り返していただきました

プロでも、驚いてくださいました


まだ、針生検しないと、わかりませんよ〜

『でも、多分』


すると

「そこに、わたしの信頼する先輩がいますよ

 その先生なら一押しです

 お名前は??』という質問に


あたまがいっぱいのわたしは

 なんか、一文字の先生で〜


「そうですか!」すこし残念そう


電話をきって、しばらくボ〜ってして

書類をめくっていくと


『ああああああ、先生の名前 間違ってる

 そのせんせいだあああああ』


神様がまた助けてくださった!


私のお弟子さんドクターは

すてきなお言葉を


『もし、私の妻が同じ病なら

 私は迷わず この先生にお願いします』


 心から感謝でした

そして24日

飛行機に乗っている私に、心配するお弟子さん

あとで聞くと、飛行機が落ちるのはないかと

寒気がするくらいだった〜

やっぱり波動がとどいてた


 精密検査がはじまります

すべて緊急でいれていただきました


MRI

今度は食事制限があり 

下にむいて、胸を穴の中にいれて検査

マンモグラフィー

その前にエコー


はっきりガンが見えました


『あああああ、かなり大きいいですね

 悪性ですが』と聞く私に


『結構な大きさですね〜

 針生検をしないと確定はできません』

反対側もエコー

喉もエコー


喉のリンパに転移すると歌えないなあああ

と漠然に

比較的すんなりすぎたから今の所ないかも?


なんとなく、わくわく気分がもどってきた

神様よろしく!!


そして、先生の診察


『幸いのところ今遠隔転移はありませんでした

 手をのばしていなくて、まとまっています

 案外、術前で小さくすれば 温存できるかもしれません

 完治を目指しましょう』

『ただ、左に小さく、鎖骨にも転移があるかもしれません』


 針生検は、どうしますか

 これをしないと、すすめません


 傷が大きいと衣装が着れません

 今週末歌わないと


『ミュージカルですか、激しい動きがありますか』

『殺しあう程度です』

『???』


 でも、肌色のの絆創膏で済むように 丁寧に止血していただきました


どちらにしても、結果がでるまでは、同じ


『よ====し、すぐ死ぬわけではないので

 すっきりがんばるぞおおおお!!!』


やっと、本番に全身でむかえるテンションになりました

みんな!何にもいわないでくれて


『ありがと』


 車で稽古場に着くと、

 みんながカーテンを開けて走り寄ってくれました


『ごめんごめん!さあああああ!お稽古するぞおお!!』


そして、満員御礼大成功

ケーブルテレビも入り私の

命の区切りまで頑張れた


『神さま!!ありがとおおおおおお』


 子供達は天才です

 子供はみんな天才です

 あんな小さいのにすごいんじゃないんです

 小さいからできる


 ほんとみんなが大好きでたまんないな


 本番の次の日 今後の術前化学療法の説明をうけました

 

 でも、すべては、針生検の結果

 3/31以降で

 4/1の朝 先生とお電話で

 この時点での、私の都合で

 化学療前の検査を受ける予約をして

 さああて移動!


 そして治療には入るまでの整頓の日々にはいりました!!


 またそのあとは次の機会に



 今日は化学療法1クール目 13日

 朝の決まりごと

 35.5 血圧122/76 体重 51.2

 気分爽快